一般歯科

GENERAL

むし歯治療

むし歯は、ミュータンス菌などの細菌によって引き起こされる感染症です。不十分な口腔衛生により歯垢(プラーク)が蓄積すると、その中の細菌が糖質を分解して酸を生成し、歯を脱灰していきます。 初期段階では、唾液の再石灰化作用により回復する可能性もありますが、脱灰が優位になると、エナメル質への欠損が生じてしまうのです。

当院のむし歯治療の特徴

症状に合わせて
適切な倍率の
拡大鏡を使用して治療

当院では、症状や治療内容に応じて適切な倍率の拡大鏡を使用し、精密な処置を行っています。2.8倍と10倍の拡大鏡を使い分け、肉眼では見えにくい細部までしっかり確認しながら治療を進めます。これにより、治療の精度が向上し、再発のリスクを抑えることが可能です。丁寧かつ確実な治療を提供するための大切なツールです。

  • オラスコープティック社製:
    2.8倍率拡大鏡

  • サージテル社製:10倍率拡大鏡

むし歯になる原因

細菌
むし歯は細菌が原因なので、汚れや歯垢を除去すれば、口腔内細菌のコントロールを図ることができます。そのためには歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシなどを用いて、プラークを物理的に除去することが重要です。また、歯科医院での定期的なプロフェッショナルクリーニングも欠かせません。
糖質
むし歯の原因菌は、糖質を好んで増殖します。過剰な糖分摂取はむし歯のリスクを高めるため、注意が必要です。特に、甘味食品の頻回摂取は避けるべきです。食後はできるだけ早めの歯磨きを心がけましょう。
歯質
歯質は、歯を構成する組織の性質や特性を指します。これらの組織の強度や硬さが歯の健康に大きく影響します。そのため歯質が弱いと、むし歯に罹患しやすくなるのです。歯質の強化には、エナメル質の耐酸性を高め、再石灰化を促進するフッ素塗布が有効です。
時間
飲食の頻度や時間帯も、むし歯のリスクに影響します。頻繁な間食や夜食は、口腔内を長時間酸性に傾ける要因となります。そのため、規則正しい食生活と、適切なタイミングでの歯磨きがむし歯予防の鍵です。

むし歯の進行度と治療法

  1. CO初期のむし歯

    初期のむし歯は、白濁した斑点(白斑)として観察されることがあります。

    治療法

    この段階では、歯質の破壊はまだ少ないので、非侵襲的なアプローチ(フッ素塗布やクリーニングなど)により、進行を抑制できる可能性があります。定期的なモニタリングにより、リスクを評価しながら管理していくことが重要です。

  2. C1エナメル質のむし歯

    むし歯がエナメル質に到達すると、歯の表面に小さな穴が形成されるのが特徴です。

    治療法

    この段階では、感染歯質を除去し、適切な修復材料で歯を修復しなければなりません。症例によっては、経過観察を選択することもありますが、一般的には早期の介入が推奨されます。

  3. C2象牙質のむし歯

    むし歯が象牙質に侵入すると、細菌は歯髄に近い部位まで到達します。象牙質は神経との距離が近いため、温度変化などの刺激に敏感になります。

    治療法

    この段階では、細菌に感染した歯質を的確に除去し、適切な修復材料で歯を保護することが重要です。

  4. C3神経まで達したむし歯

    むし歯が歯髄まで到達すると、激しい痛みを伴うのが特徴です。

    治療法

    この段階では、感染した歯髄を除去し、根管治療を行う必要があります。根管内の感染組織を徹底的に除去・洗浄した後、特殊な材料で根管を封鎖。適切な修復物を装着して治療は完了します。

  5. C4末期のむし歯

    むし歯が歯の大部分を占めていると、歯の保存が難しくなります。特に、根尖部に感染が波及している場合は、周囲の歯槽骨や隣り合う歯への影響が懸念されます。

    治療法

    このような状態にまでむし歯が進行した場合は、抜歯が選択肢となります。抜歯後は、欠損部の機能回復のために、義歯やブリッジ、インプラントなどの補綴治療が必要です。

歯周病治療

歯周病は、歯を支える歯ぐきや骨が細菌の感染により少しずつ破壊されていく病気です。歯垢(プラーク)の中にいる歯周病菌が原因で起こり、進行すると歯を失ってしまうこともあります。
初期の段階では自覚症状がほとんどないため、定期的な歯科検診で早期発見・早期治療を心がけることが大切です。

歯周病になってしまう原因

お口の中には数百種類もの細菌が存在し、これらが歯の表面に「バイオフィルム(細菌の膜)」と呼ばれるプラーク(歯垢)を形成します。
歯周病菌は空気を嫌う嫌気性の性質を持つため、自分では磨けているつもりでも、歯ブラシの届かない歯と歯ぐきの境目深くへと侵入し、増殖を繰り返します。
そして細菌が排出する毒素が歯ぐきの組織を破壊し、炎症を引き起こしてしまうのです。これが歯周病の始まりです。

こんな症状はありませんか

  • ブラッシングのあとに、歯ブラシに血がついている
  • 以前に比べて、歯と歯のすき間に物が挟まりやすくなった
  • 疲れている時などに、歯が浮くような違和感を覚える
  • 歯ぐきの色が赤黒く、ブヨブヨとした感触がある
  • 口の中がネバつき、歯ぐきから膿のような味がする
  • 鏡で見ると、以前より歯が長く(歯ぐきが下がって)見える
  • 指で歯を揺らすと、わずかに動く感覚がある
  • 全体的に歯ぐきが腫れぼったい

歯周病の進行度

  1. Stage1歯肉炎

    歯肉炎は、歯周病の初期の段階にあたります。歯垢の中の細菌によって歯ぐきに炎症が起こり、赤く腫れるのが特徴です。痛みなどの症状はほとんどありません。しかし、歯肉炎をそのままにしておくと、歯周炎へと進行してしまうリスクがあります。治療には、歯科医院での専門的なクリーニングと、自宅でのしっかりとした歯みがきが必要不可欠です。

  2. Stage2軽度歯周炎

    軽度の歯周炎では、歯ぐきの炎症が少し進み、歯と歯ぐきの間にポケットができ始めます。歯をみがいた時に歯ぐきから出血したり、歯ぐきが腫れたりするのが特徴的な症状です。治療の基本は、歯石を取り除く「スケーリング」と、歯の根の表面をきれいにし滑らかにする「ルートプレーニング」です。また、自宅での歯みがき習慣を見直し、しっかりと歯垢を取り除くことが大切です。

  3. Stage3中等度歯周炎

    中等度の歯周炎では、歯周ポケットが深くなり、歯を支える骨が少しずつ溶けていくのが特徴です。歯がぐらついたり、口臭が気になったりするようになります。治療には、スケーリングとルートプレーニングに加えて、外科的な処置が必要になることもあります。

  4. Stage4重度歯周炎

    重度の歯周炎では、歯を支える骨のほとんどが失われ、歯の支えが著しく悪くなります。歯のぐらつきが進み、歯ぐきから膿が出てくることもあります。この段階では、歯を残すことが難しくなるため、抜歯が第一の選択肢です。抜歯後は、失った歯の機能を回復するために、インプラントや入れ歯などの治療が必要になります。

歯周病が全身に及ぼす影響

歯周病は、口の中の問題だけでなく、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。歯周ポケットの中の細菌が血液に入り込み、体中のさまざまな臓器に悪影響を及ぼすことが示唆されています。
特に、心臓病や糖尿病、早産・低体重児出産などとの関連性が指摘されています。

歯周病との関連性が高いといわれている疾患

  • 糖尿病
  • 骨粗鬆症
  • 関節炎・腎炎
  • 誤嚥性肺炎
  • 早産・低体重児出産
  • 狭心症
  • 動脈硬化

根管治療

重度のむし歯では、歯髄まで感染が波及することがあります。そのような症例では、根管治療が必要です。
まず、感染した歯髄組織を完全に除去し、壊死組織を取り除きます。
次に、根管内を薬剤で徹底的に洗浄・殺菌し、特殊な材料で根管を密封。
最終的に、歯冠部を修復物で被覆し、治療が完了します。

当院の根管治療の特徴

適切な道具を使用して
精密な治療を実現

当院では、拡大鏡やマイクロスコープを使用することで、精密な根管治療を行っています。肉眼では確認しづらい細い根管や複雑な構造もしっかり把握でき、感染源を確実に除去することが可能です。視野を大きく拡大して治療することで、再発リスクを抑えた高精度な処置が実現します。患者さまに安心して受けていただける、質の高い根管治療を提供しています。

エルビウムYAGレーザーによる
新しい根管治療を

当院では、エルビウムYAGレーザーを用いた根管治療を行っています。
このレーザーは水を媒体として使用するため、組織へのダメージが少なく安全性が高いのが特長です。
また、根管内の汚れや感染物質を効率よく洗浄・除去できるため、従来よりも治療回数を減らすことが可能です。
患者さまの負担を軽減しながら、より確実で精密な根管治療を実現しています。

定期メインテナンスを
おすすめします

「治療が終わったら通院も終わり」とお考えの方も多いのではないでしょうか。しかし、お口の中の環境は日々変化しており、治療後の良くなった状態を維持するには継続的なケアが不可欠です。
歯科衛生士によるプロフェッショナルケアでは、普段の歯磨きでは届かない歯周ポケット内部の汚れまで徹底的に除去します。